年末年始になると、カニを食べるご家庭も多いと思います。
我が家ではちょっと余ってしまった部分はいつもお味噌汁にして食べるんですが、カニを使った味噌汁を美味しく仕上げるには、まず下処理が大切ですよね。

▲いつも、かに本舗で年末になるとカニをお取り寄せしています。

今回は、カニ特有の臭みを抑え、出汁の旨みを引き出すためにおすすめの下処理手順をまとめました。
カニ貰ったんだけどどうしたらいいの(゚ロ゚)ワタリガニか?知らんw味噌汁にします!下処理の仕方分からないんで調べます(;・∀・)めっちゃ怖い pic.twitter.com/L2Pv6Y8r2B
— *ミホ* (@mihoho_klee) June 15, 2022
美味しいカニ味噌汁の下処理手順
カニの選別
使用するのはワタリガニ、毛ガニ、ズワイの足など。
鮮度がよいものを選ぶと、臭みが少なく旨みが出やすいですよ!
表面の洗浄
流水でしっかり洗う。甲羅や脚の隙間に砂や汚れが入り込んでいることもあるので、軟らかいブラシや歯ブラシを使ってこすり洗いするとより安心。
必要に応じて切り分け
大きなカニは ハサミや包丁で半分や4等分にする。
脚は関節ごとに切り分けておくと食べやすく、出汁も出やすい。
霜降り(臭み取り)
沸騰したお湯にカニをさっと(10〜20秒程度)くぐらせる。
表面が赤くなったらすぐに取り出し、流水で洗うと、余分な汚れやアクが落ちて、澄んだ味噌汁に仕上がる。
出汁を取る
カニを鍋に入れ、水から火にかける。
煮立ったら中火にしてアクを取りながら5〜10分煮ますが、ここで昆布や酒を少量加えると風味アップ!!
味噌を溶き入れる
カニの旨みが出た出汁に、火を止めてから味噌を溶き入れる。
グラグラ煮立てると風味が飛ぶので注意!
味噌は赤味噌や合わせ味噌がカニの旨みと相性良いかな〜と思います。
薬味(ねぎ、三つ葉、生姜など)を仕上げに入れると風味が整いますよ!
大洗のカニ
— はるうらら (@09FZTojnaXCwvko) July 9, 2021
下処理したものをもらって味噌汁😆
灰汁がすごかった✨ pic.twitter.com/jepnv8ZpaY
味噌汁におすすめのカニの種類
- ワタリガニ → 出汁が濃厚。カニ汁定番におすすめ。
- ズワイガニ → 上品で優しい味わい。繊細な仕上がり。
- 毛ガニ → カニみその旨みを溶かすと絶品。ごちそう感あり。
- タラバガニ → 出汁よりも豪快に身を食べる味噌汁に合う。
カニの種類 | 出汁の特徴 | 身の味わい | おすすめ味噌 | ポイント |
---|---|---|---|---|
ワタリガニ | 旨みが強く濃厚な出汁が出る。海鮮の香りがしっかり立つ。 | 身は少なめだが甘みがある。 | 赤味噌・合わせ味噌 | 短時間で旨みが出やすい。定番の「カニ汁」に最適。 |
ズワイガニ(紅・本ズワイ) | 上品でまろやかな旨み。繊細な風味。 | 身が柔らかく甘みがある。 | 合わせ味噌・白味噌 | 水分が多いので煮すぎ注意。繊細な風味を活かす味噌を選ぶと◎。 |
毛ガニ | 味噌(カニみそ)の風味が強く溶け出し、コクのある出汁に。 | 身は繊細で甘みが強い。 | 赤味噌・合わせ味噌 | カニみそを汁に加えると濃厚さが増す。特別感のある一杯に。 |
タラバガニ | 出汁はやや淡白。旨みはズワイやワタリほど強くない。 | 身は太く食べ応えがある。 | 赤味噌 | 出汁よりも「身を食べる」味噌汁向き。具材感を楽しむ汁になる。 |
カニ味噌汁まとめ
下処理を上手にして美味しい味噌汁にしてくださいね!