年末年始が近づいてくると気になってくるのがカニ。
我が家でも年末は毎年奮発してかに本舗の本ズワイガニを買っているのですが、むむむ、紅ズワイガニの方が安い!!
同じカニなのに、どうして値段が違うのか不思議に思ったことはありませんか?

(かに本舗のカニが美味しすぎて、毎年年末のご褒美が恒例となりつつあります・・・。色々食べたけど、かに本舗がやっぱり美味しい。)


紅ズワイガニ(ベニズワイガニ)が安い理由はいくつかあるので、ポイントをまとめました!

本ズワイガニと紅ズワイガニの違い
項目 | 紅ズワイガニ | 本ズワイガニ(松葉・越前など) |
---|---|---|
産地・漁場 | 富山湾、新潟、鳥取など日本海側の深海(800〜2000m) | 福井(越前)、鳥取(松葉)、石川(加能)など日本海側沿岸の200〜400m |
漁獲量 | 多い。漁期も長めで安定供給 | 漁期が短く、資源保護のため漁獲制限あり(冬の数か月のみ) |
鮮度の持ち | 水分量が多く鮮度が落ちやすい。冷凍流通が中心 | 身質がしっかりしていて日持ちする。生・茹でガニとしても流通 |
味・食感 | 甘みは強いが水っぽく感じやすい。身がやわらかめ | 旨味が濃厚で繊維がしっかり。プリッとした食感 |
ブランド性 | ブランド化は限定的(例:富山の紅ズワイ) | 松葉ガニ・越前ガニなど各地でブランド化され高級品扱い |
価格 | 1杯あたり1,000〜3,000円程度(冷凍だとさらに安い) | 1杯あたり1〜5万円以上になることも。最高級は数十万円 |
利用シーン | 家庭用・気軽に食べたいカニ鍋やパスタに最適 | 贈答用・料亭・高級旅館など特別なシーンで供されることが多い |
紅ズワイガニは安くて甘みが強く、普段使いにぴったりですが、水っぽさと鮮度落ちの速さが気になります。
一方の本ズワイガニは身が締まって濃厚で高級感あり、その分、価格は圧倒的に高いです。


かに本舗のかに、本当に抜群に美味しいんです。。。。


漁獲量と産地
紅ズワイガニは日本海側(富山・鳥取・新潟など)で大量に水揚げされるため、供給量が安定して多いのが特徴です。
特に富山湾などは「紅ズワイの宝庫」と呼ばれ、漁が盛んに行われています。
生息環境の違い
紅ズワイガニは 水深800〜2,000mの深海に生息しており、ズワイガニよりも漁獲しやすいエリアで多く獲れることが価格を抑える要因になっています。
ズワイガニ(松葉ガニ・越前ガニ)は漁期や漁獲制限が厳しく、希少価値が高いため価格差が生まれるんですね。
鮮度保持の難しさ
紅ズワイガニは水分量が多く、鮮度が落ちやすいです。
水揚げ後すぐに加工しないと身がやせてしまうため、流通では冷凍品が中心になりやすく、冷凍だとお値段がさらに安くなります。
この日持ちしにくい特性が値段の安さにつながっています。
味の違い
紅ズワイガニはズワイガニに比べると 甘みはあるが水っぽいと言われることが多いです。
高級料亭やブランド化されているズワイガニ(松葉・越前)に比べ、ブランド力が弱く「家庭向け・リーズナブルなカニ」として知られていますよね。
ズワイガニまとめ
つまり紅ズワイガニが安い理由は・・・▼
- 漁獲量が多く流通が豊富
- 鮮度保持が難しく高級ブランド化しづらい
- 味の評価がズワイガニに劣るとされがち
このため、価格はズワイガニよりも手頃になっています。
お手頃な紅ズワイガニをセレクトするもよし、お高いけど1年の労いに本ズワイガニを贅沢にセレクトするもよしです!
美味しいカニで1年の頑張りを労い、素敵な年末年始を迎えてくださいね。