放射線技師資格難易度。合格率・偏差値・年収は?【2026年最新】

放射線技師国家試験難易度

「放射線技師って国家資格の中でどのくらい難しいの?」

医療系資格の中でもよく名前が挙がる割に、実際の難易度感がつかみにくい資格の一つ。

この記事では診療放射線技師国家試験を試験の合格率・大学進学の難易度・実際の勉強量という3つの視点から整理しています。

最新の第78回国家試験データも反映しながら、初心者でもイメージしやすいように図解を交えてまとめたので、ぜひ最後までご覧くださいね。

この記事でわかること

  • 診療放射線技師国家試験の合格率推移【2026年最新データ】
  • 「合格率76〜87%なのに簡単ではない」と言われる理由
  • 大学ルートと専門学校ルートの違い
  • 他のコメディカル資格との難易度・年収比較
目次

合格率だけ見ると「易しそう」に見える理由

診療放射線技師の国家試験、合格率は例年70〜87%とかなり高め。
数字だけ見ると「拍子抜けするほど簡単では?」と思う人も多いはずですが・・・。

でもこの高い合格率、裏を返せば「大学・専門学校の授業についていけた人だけが受験している」ことの証明でもあります。

入学時点で偏差値50前後の学力が必要な上、入学後は放射線物理学・X線機器工学など専門性の高い科目を4年間(専門学校は3年間)かけて修得しないと、そもそも受験資格すら得られません。

① 入学の壁

偏差値50前後、倍率のある養成校入試を突破する必要

② 修学の壁

3〜4年間、物理・工学系の専門科目を修得し続ける必要

③ 国試の壁

200問中6割以上、かつ0点科目1つ以下という基準

合格率の推移【2026年最新・図解】

2026年(第78回)の合格率は76.2%と、前年(第77回・84.7%)から約8.5ポイント低下。
年によって難化・易化を繰り返す傾向があり、直近13回分の推移を見るとその波がよくわかります。

第73回(2021)74.0%
第74回(2022)86.1%
第75回(2023)87.0%
第76回(2024)79.5%
第77回(2025)84.7%
第78回(2026)76.2%

※出典:厚生労働省「診療放射線技師国家試験の合格発表について」各回データより作成

>>>最新の放射線技師の国家試験についてはこちら(厚生労働省公式)

新卒と既卒で合格率が激変する【図解】

2026年(第78回)のデータで特に注目したいのが、新卒と既卒の合格率の差。
一度不合格になると、翌年以降の合格率が大きく下がる傾向がはっきり出ていますよね。

83.8%
新卒(3,084人)
20.1%
既卒(422人)

※第78回(2026年)データ。新卒83.8%に対し既卒は約20.1%と、実に4倍以上の差がある。

診療放射線技師 難易度データ一覧

項目 目安
合格率(直近5年平均) 約82.5%
合格基準 200問中120点以上(6割)かつ0点科目1つ以下
受験資格を得るための就学期間 大学4年/専門学校・短大3年
養成校の偏差値目安 大学50前後/専門学校40台後半〜50台
新卒合格率 約84〜92%
既卒合格率 約18〜29%

※各年度・調査データをもとにした目安。年度により変動あり。

大学ルートと専門学校ルート、どちらを選ぶ?【図解】

🎓 大学(4年制)

国立11校・公立4校・私立25校

研究・学会活動の経験を積みやすく、初任給がやや高い傾向。国公立は学費が安いが入試難易度は高め

🏫 専門学校・短大(3年制)

最短3年間で受験資格を取得

1年早く現場に出られる分、実務経験を早期に積める。学費は大学より高くなるケースもある

年収は医療技術職の中でも高水準

診療放射線技師の平均年収は約550万円前後で推移しています。
コメディカル職(薬剤師を除く医療技術職)の中では上位の水準にあると言えるのではないでしょうか。

年代・区分 平均年収目安
新卒(20代前半) 約330〜400万円
40代前半 約500万円台
15年以上のベテラン 約615万円
全体平均 約550万円

※厚生労働省「賃金構造基本統計調査」等をもとにした目安。年度・調査により変動あり。

他のコメディカル資格との比較

資格名 合格率目安 平均年収目安
診療放射線技師 約76〜87% 約550万円
臨床検査技師 約80〜93% 約509万円
理学療法士 約80〜90% 約450万円台
看護師 約90% 約520万円

※各種公表データをもとにした目安。年度により変動あり。

「暗記だけでは通用しない」という声も

診療放射線技師国家試験は、丸暗記だけで乗り切れる試験ではないとよく言われます。

過去に出題されたことのない切り口で問う応用問題が増えると合格率が下がる傾向があり、実際に2026年(第78回)はその典型例だったという分析もあるくらいです。

放射線物理学や医用工学など、理屈を理解していないと解けない科目が多いのも特徴で、
「大学の授業についていけず留年した」という声も見られ、入学後の学習量は決して軽くはありません。

診療放射線技師まとめ

診療放射線技師、国家試験の合格率だけを見れば決して低くはありません。

でも「養成校への入学」「3〜4年間の専門科目修得」「一発勝負の国家試験」という3段階のハードルを踏まえると、見た目以上に地道な積み重ねが必要な資格と言えます。

新卒での合格率が高いのは、日々の授業についていくこと自体が最大の試験対策になっている証拠。
目指すなら、入学後の学習をコツコツ積み上げることが結局いちばんの近道になりますよ。

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